COPDとはどんな病気でしょう?自己診断しよう!
COPDは慢性閉塞性肺疾患の略号としてよばれ、最近非常に注目されている疾患で、その原因で亡くなられる患者さんが急増しています。世界保険機構(WHO)は2020年には死因の第3位になると警告しています。
あなたにCOPDの可能性は?その前に簡易自己診断をしてみましょう。
日本ではCOPDの患者数は530万人といわれております。しかし、22万人しか治療を受けておりません。この病気は進行すると大変な治療費を要します。世界保険機構WHOは2020年には世界の死因の第3位になると警告しております。そのためにイギリスはタバコ代を1200円に値上げしております。
あなたもCOPDの可能性が無いとはいえません。そこで簡単にCOPDの診断をしてみましょう。 以下の質問にお答えください。
| A..あなたは40歳以上ですか? |
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| 「はい」の方はBの質問にお進みください。 |
| B.下記の質問に該当しますか? |
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| タバコを10年以上吸っていますか?(吸っていましたか?) 日ごろ、まわりのタバコの煙を吸うことが多いですか? 日ごろ、工場のホコリ・煙や車の排気ガスをよく吸う環境にありますか? いずれか「はい」の方はCの質問にお進みください。 |
| C.下記の質問に該当しますか? |
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| かぜでもないのに良く咳や痰が出ますか? かぜをひきやすいですか? 朝起きたときに咳や痰が出ますか? 階段の昇り降りで息切れしますか? 同年代の人と歩いて付いていくのが苦しいですか? 少し動くと息切れが悪くなったりする事がありますか? 口をすぼめて呼吸をすると楽になりますか? 息をするとヒューヒューと音がすることがありますか? 喘息といわれて治療を受けても良くならないですか? この数年間でやせましたか? 4個以上「はい」があればCOPDの可能性が強いです。早急に呼吸器専門医の受診をお勧めします。 |
ではCOPDについて説明しましょう。

かつて肺気腫、慢性気管支炎と気管支喘息を総称して閉塞性肺疾患とされていましたが、病態の異なる気管支喘息が除外され、いわゆる肺気腫と慢性気管支炎を合わせた病気で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれるようになりました。 COPDとは、「完全には可逆的でない気流制限を特徴とする疾患である。気流制限は、通常進行性で、有害な粒子やガスに対する肺の異常な炎症性反応と関連している」と定義づけられています。つまり、治療により呼吸苦が改善する気管支喘息とは異なり進行性に呼吸困難が進む病気です。

いわゆる 肺気腫 は、気管支の最終到達点である肺胞が破れてくる病気です。つまり肺胞壁の破壊です。肺胞が破れると、息を吸ったり吐いたりする呼吸機能が悪化して、ガス交換が悪くなり体に必要な酸素を取り入れることが非常に困難になります。それで息切れや咳、痰が多くなります。さらに症状が進むと、息切れがひどく休みながらでないと歩けなくなったり、衣服の着脱が困難になってきます。
気管支が炎症を起こし、咳や痰の症状が繰り返します。このような症状が3ヶ月以上続き、さらに同じような状態が2年以上続く場合を、いわゆる慢性気管支炎といいました。粘液腺の肥大が生じ、上記の病態など末梢気道の気流制限を引き起こします。つまり、 気管から肺の終点までの空気の道、気道の空気の流れが障害されてくる病態を COPD と捉えるのです。
COPDにかかる患者さんの数は、1996年の厚生省の調査では男性13万人、女性9万人で、そのうち男性78%、女性70%が65歳以上の患者さんでした。しかし、さらに最近詳しい調査を行うとCOPDの患者さんの数は潜在患者さんも含めると40歳以上の日本人の約530万人にも達することがわかりました。そのうち治療を受けている患者さんは22万人しかいません。つまり、きちんと診断が付けられていない患者さんが非常に多くいると言うことです。わが国の急速な人口の高齢化と先進国としては高い喫煙率から、COPDの患者さんの数はますます増加していくものと考えられます。COPDの早期の診断方法は、スパイロメトリーといって肺機能検査をすることです。この検査では息を最大限に吸ってから強く吐きだした息の最大量(努力肺活量)と、最初の1秒間で吐き出せる息の最大量(1秒量)を測ります。肺機能が低下すると吐く息が弱くなるので、COPDの場合は両方とも健康な人より検査値が下がりますが、特に1秒量の著しい低下がこの病気の特徴です。1秒率(1秒量/努力肺活量)が70%以下だと、COPDが疑われます。
COPDは発症すると、元の状態に戻ることが困難な病気です。したがって、治療は病気の進行をできる限り防ぐことと、症状を和らげること、そして生活の質を向上させることが基本となります。







