成人喘息と小児喘息の長期管理とは?
成人喘息にも小児喘息にもガイドラインがあります。日本のガイドラインはここ10年で大幅に変化し、欧米のガイドラインに沿った長期管理に近づきました。その主な点として吸入ステロイドがどの段階においても中心とした治療になってきたという言うことです。 説明していきましょう。 まず、気管支喘息の状態がどの段階であるかを4段階に分けてあります。
成人喘息 |
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| ステップ1 軽症間欠型 |
ステップ2 軽症持続型 |
ステップ3 中等症持続型 |
ステップ4 重症持続型 |
|
| 頻度 | 週1 回未満 |
毎日でないが週1回以上 |
毎日 |
毎日 |
|---|---|---|---|---|
| 夜間症状 | 月2回未満 |
月2回以上 |
週1回以上 |
しばしば |
| 症状 | 症状軽度 |
月1回以上 生活睡眠障害 |
週1回以上 生活睡眠障害 |
日常生活制限 |
小児喘息 |
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| ステップ1 軽症間欠型 |
ステップ2 軽症持続型 |
ステップ3 中等症持続型 |
ステップ4 重症持続型 |
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| 頻度 | 年数回/ 季節的 |
月1回以上週1回未満 |
毎日でないが週1回以上 |
毎日 |
|---|---|---|---|---|
| 症状 | 軽度喘鳴・
呼吸困難 |
時に呼吸困難 持続しない短期間 |
とくに中大発作 ときに生活・睡眠障害 |
週1、2中大発作 生活・睡眠障害 |
これらに基づいて行う長期管理薬剤と適宜使用する薬剤は、
| 成人喘息 | ||||
| ステップ1 |
ステップ2 |
ステップ3 |
ステップ4 | |
| 長期管理 | ○吸入ステロイド ○テオフィリン徐放剤 他必要に応じて |
●吸入ステロイド(低) 適宜追加(1剤) テオフィリン徐放剤 ロイコトリエン拮抗剤 LABA |
●吸入ステロイド(中) 適宜追加 (1〜複数剤) テオフィリン徐放剤 ロイコトリエン拮抗剤 LABA |
●吸入ステロイド(高) 適宜追加(複数剤) テオフィリン徐放剤 ロイコトリエン拮抗剤 LABA 経口ステロイド |
|---|---|---|---|---|
| 考慮 | 抗アレルギー剤、DSCG
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Th2サイトカイン阻害
|
Th2サイトカイン阻害 |
Th2サイトカイン阻害 |
| 発作時 | SABA |
SABA |
SABA |
SABA |
| 小児喘息・乳幼児 | ||||
| ステップ1 |
ステップ2 |
ステップ3 |
ステップ4 | |
| 基本 | なし |
抗アレルギー剤 |
抗アレルギー剤 |
吸入ステロイド 追加 ロイコトリエン拮抗剤 DSCG吸入 |
|---|---|---|---|---|
| 追加 | 抗アレルギー剤 |
DSCG吸入 吸入ステロイド |
ロイコトリエン拮抗剤 DSCG吸入 SABA テオフィリン徐放 (考慮) |
SABA テオフィリン徐放 (考慮) |
| 小児喘息(2〜5歳) | ||||
| ステップ1 |
ステップ2 |
ステップ3 |
ステップ4 | |
| 基本 | 状況に応じ
|
抗アレルギー剤 あるいは追加 吸入ステロイド |
吸入ステロイド |
吸入ステロイド 追加1剤以上 ロイコトリエン拮抗剤 DSCG吸入 テオフィリン徐放 β貼付・SABA LABA |
|---|---|---|---|---|
| 追加 | 抗アレルギー剤 |
テオフィリン徐放 |
下記いずれか ロイコトリエン拮抗剤 DSCG吸入 テオフィリン徐放 β貼付・SABA LABA |
SABA テオフィリン徐放 (考慮) |
| 小児喘息(6〜15歳) | ||||
| ステップ1 |
ステップ2 |
ステップ3 |
ステップ4 | |
| 基本 | 状況に応じ |
抗アレルギー剤 あるいは追加 吸入ステロイド |
吸入ステロイド |
吸入ステロイド 追加1剤以上 ロイコトリエン拮抗剤 テオフィリン徐放 LABA DSCG吸入 β貼付 |
|---|---|---|---|---|
| 追加 | 抗アレルギー剤 |
テオフィリン徐放 |
下記いずれか ロイコトリエン拮抗剤 テオフィリン徐放 LABA DSCG吸入 β貼付 |
経口ステロイド (考慮) |
● は連用、○は考慮、薬剤の SABA はメプチンやサルタノールなどの短時間作用型β2刺激剤、 LABA はセレベントの長時間作用型β2刺激剤、 DSCG はインタール、 Th2 サイトカイン阻害剤はアイピーディー、テオフィリン徐放剤はテオフィリン、テオロングやユニフィルなど、ロイコトリエン拮抗剤はオノン、シングレア、キプレスやアコレート、β貼付剤はホクナリンテープなどを示します。
喘息は発作の治療ばかりしていてはだめです。長期管理を行ってステップを下げる治療を行うべきです。症状だけで判断することなく、肺機能などの検査結果を参考にして良好な管理をする必要があります。小児の喘息の多くは軽快治癒しますが、成人の喘息は治らないと考えた方がよいでしょう。主治医と相談してくすりの減量を考えていきましょう。






