診療内容
当院の診療内容
運動療法
COPDや糖尿病などの慢性疾患の患者さんには運動療法ははっきりとした科学的根拠があります。しかし、運動も薬と同じで目的や運動量は患者さん個々によって違います。まず運動内容をしっかり定め、さらに負荷心電図を行って運動量を決定いたします。健康運動指導士の指導の下に安全な運動を身につけてもらい、自宅でも安心して運動してもらえるようにします。
食事指導
管理栄養士が医師の指示に従って糖尿病、高血圧症、脂質異常症、COPDや慢性腎臓病などに患者さんに適切な食事指導を行います。安易に薬を増やすことではなく、患者さん個々の生活習慣の問題点を把握して改善すべき点を理解してもらいます。医師には相談しくいことでも管理栄養士なら患者さんの立場になって食事の仕方や内容を改善できるようにアドバイスがうけられます。
特定健診ならびに特定保健指導
個別特定健診(通称メタボ検診)のみならず管理栄養士と共に特定保健指導を行います。受付にて日程を調整いたします。
健康診断ならびに企業検診
企業検診に基づいた各種検査が可能です。受付にて日程を調整いたします。
セカンドオピニオン
呼吸器疾患を中心に他の医療機関での医療に対してのセカンドオピニオンとしての医療相談を受けています。一般のガイドラインに沿って患者さんのご要望にお応えします。 受付にて日程を調整いたします。
包括的呼吸リハビリテーション
当院ではCOPDの患者さんに禁煙指導、理学療法、運動指導や食事指導といった包括的な呼吸リハビリテーションを先駆けて行ってきました。これは院長が最もライフワークとしている取り組みであります。
保険診療による禁煙治療
ニコチン依存症治療施設です。「禁煙治療のための標準手順書」に則って禁煙治療を行っております。
12週間5回診療によるプログラムです。初回時に1時間近くの指導が入るため、初診時は予約制ですので受付にて日程を調整いたします。
院長は保険診療が行われる前から禁煙治療に取り組んでまいりました。
今まで多くの方が卒煙に成功されております。卒煙されたときには院長より「卒煙証明書」を授与いたします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断と治療
当院では睡眠時無呼吸症候群に対して診断と治療を行っております。検査は簡易検査のみです。AHI(睡眠時無呼吸・低呼吸指数)が20〜40回/時の方はさらに精密検査が必要ですのでその場合には連携病院・医療機関に紹介して正確な診断と治療方針をつけていただきます。
在宅酸素(人工呼吸器)療法
酸素不足で自宅での治療が困難な方に在宅で療養ができるように呼吸器専門医が適切な指導と治療を行います。経皮的酸素飽和度測定器はもとより動脈血ガス分析装置も備えてあります。これにより動脈血中の二酸化炭素量を測れますので呼吸不全Ⅱ型の患者様も安心して在宅酸素療法の管理が行えます。
認知症の診療
認知症サポート医として「物忘れ」「言動がおかしい」といった相談を受けることは多くあります。認知症には治癒する認知症と進行する認知症があります。まず正しい診断を下す必要があります。認知症テストだけでなく必要なら連携する医療機関で画像診断を受けていただきます。診断後のフォローも専門医と協力しておこなっていきます。
訪問診療・がん在宅ターミナルケア
通院が困難で在宅医療が必要な患者さんやがん末期の患者さんに対してQOL(日常生活の質)を維持しながらもっとも望まれる自宅でのケアを在宅にて行います。今まで多数のがん患者さんを診療してきた経験を生かして連携医療機関の緩和医療医と連携して苦痛のないケアを行います。診療の間に訪問診療を行いますので、訪問できる人数に限りがありますのでご理解のほどお願いいたします。
消炎鎮痛処置(電気治療など)
関節痛、筋肉痛などの疾患に対して牽引、干渉低周波やホットパックなどによる消炎鎮痛治療を行っております。
連携医療機関
京都南病院、新京都南病院、京都桂病院、京都九条病院、康生会武田病院、三菱京都病院、京都第一赤十字病院、島原病院、京都市立病院、十条武田リハビリテーション病院、洛和会丸太町病院、洛和会東寺南病院、京都第二赤十字病院、向日回生病院、この他疾患の状況に応じて、京都大学医学部附属病院、京都府立医科大学医学部附属病院、独立行政法人京都医療センター、洛和会音羽病院、独立行政法人南京都病院、無床診療所等とも密接な連携を取っております。
なお、転居など他地域に移られる際にはぜんそくや生活習慣病などガイドライン に基づいて治療をされている医療機関を捜しご紹介いたします。
当院施設基準
- 時間外対応加算
- 明細書発行体制加算
- 夜間・早朝等加算
- 在宅支援診療所
- 在宅時末期医療総合診療料
- ニコチン依存症管理料
- 生活保護指定医療機関
- 結核予防法指定医療機関
- 原子爆弾被害者医療機関
- 大腸がん検診協力医療機関
- 京都市前立腺がん検診協力医療機関
- 高齢者肺炎球菌予防接種
- 高齢者インフルエンザ予防接種
- 京都市胃がんリスク層別化検診
下京西部医師会診療連携カード
当院の所属する下京西部医師会は「当医師会および周辺地域は協力して患者さんを診る」という考え方を持っております。そのためには最低限の診療情報を共有する必要があります。患者さんの許可をいただいた上でカードが発行されます。かかりつけ医が不在の時でもそのカードを連携医療機関に受診した際に提示されれば診療がスムーズにいきますので安心です。当院では慢性疾患の患者さんの多くはこのカードを利用されています。ご希望の方は診察時にお申し出ください。
利用できる医療機関などに関しましては、下京西部医師会ホームページ「連携カードによる患者情報共有化」導入についてのページをご覧ください。