医療情報

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タバコの健康被害。多くの病気に関与しています。

そんなにタバコは悪いのでしょうか?

これは非常に優れた日本のデータが蓄積された論文です。
日本人のデータですが、循環器・悪性新生物・糖尿病・呼吸器など多くの死因を分析して何がもっとも死亡にいたる危険因子なのかを分析した結果です。
死亡されている危険因子は喫煙と高血圧が大半を占めていることが理解できます。
日本人の死因第1位である悪性新生物(いわゆるがん)は半数喫煙だったとことが分かります。
喫煙がもっとも悪い危険因子であることは理解できるでしょう。

喫煙は将来のあなたの老後に悲惨な結果をもたらすかもしれません。

このデータを見てどうでしょうか?呼吸器疾患においても喫煙が死亡をもたらす危険因子であることは理解できますね。
当ホームページ内「医療情報ページ」の中にもあるCOPDの原因のほとんどが喫煙なのです。

COPDとはどういう病気?

喫煙が原因で生じる病気って?肺がんだけじゃないの?

レベル1:科学的証拠は因果関係を推定するのに十分である(つまり確実な病気)

  • 副鼻腔がん、口腔がん、舌がん、 喉頭がん、肺がん、 食道がん、 膀胱がん、 膵臓がん、肝臓がん、胃がん、 子宮頸がん、他
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)、結核(死亡)、呼吸機能低下、他
  • 虚血性心疾患、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、他
  • 脳卒中、ニコチン依存症、他
  • 歯周病、他
  • 2型糖尿病の発症
  • 早産、低出生体重児、胎児発育遅延、他

レベル2:科学的証拠は因果関係を示唆しているが十分でない(ほぼ間違いない)

  • 大腸がん、子宮体がん(リスク減)、前立腺がん(死亡)
  • 乳がん、急性骨髄性白血病、腎盂尿管・腎細胞がん、他
  • 気管支喘息(発症・増悪)、結核(発症・増悪)、特発性肺線維症、他
  • 胸部大動脈瘤、他
  • 認知症、他
  • う歯、口腔インプラント失敗、歯の喪失、他
  • 閉経後骨密度低下、大腿骨近位部骨折、関節リウマチ
  • 不妊症、子宮外妊娠、常位胎盤剥離、前置胎盤、子癇前症、妊娠高血圧症、他

なんと喫煙はほとんどの病気に関与していることが分かるでしょう。
禁煙しないで治療を行うことの無意味さを知りましょう!

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